桜井厚と谷富夫そして岸政彦
私は龍谷大社会学者岸政彦氏のweb上の態度から疑問を持ち、彼の言説を調べている。彼と私は大阪市大と大阪市主催の生涯学習の先生と生徒であるだけだ。「現代思想2015年7月」で岸は桜井批判を載せている。彼はなぜそうなったのか知るため、まず桜井厚にふれる。
現代思想 2015年7月号 特集=いまなぜプラグマティズムか
桜井(2002)は谷(1995)に言及している。考え方に違いがあり、この分野でお互い旗を立てあっている-岸は谷側-ということのようだ。
桜井は、心理学・カウンセリングが語らせる事に関しては上だよ、現場の語りを受け取っても丸呑みしすぎるなよ、語りが歴史学の文献の様な実証性はいまだない、という立場だと私は思っている。
谷・岸はこの分野に学問として可能性があるという肯定的な立場。
私は桜井の側に立つ。ライフヒストリー法(質的方法)は学問的に弱い。沖縄Uターン者の分析「同化と他者化」。ウーン…よくわかる質的社会調査で沖縄Uターン者の調査で2193人を無作為抽出して有効回収率が35%(766人)と谷の本(2010)にある。
よくわかる質的社会調査 プロセス編 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)
でもD・ベルトー(Daniel・Bertaux)の製パン屋(2003)の話は知的でおもしろい。
桜井厚
谷富夫
旧版の95年の部分に桜井は言及している。