北田・岸「書斎の窓|有斐閣」から岸・白波瀬「釜ヶ崎・沖縄」中央公論へ

 この中央公論7月号が6月に出てから怒りが収まらなかった。しかしここ数日前マスメディアが大阪市内の小学校が足りない事などを取り上げて、大阪の行政への風向きがかわったと思った。森友問題で大阪松井知事の態度の疑惑が先日あった。

 

 上間陽子に関して私がののしっていたわけは、岸政彦先生がこのようなありさまだからです。同じような人かと疑ったからです。

 岸政彦は大阪の橋下の西成特区構想(で起きるジェントリフィケーション)を良く捉えた。大阪の在日コリアン民族学校の行く末、同和奨学金返還ニュースを、tweetしないだけのことはある。つばめ次郎氏も同和奨学金をtweetしなかった。私にはショックでした。同和問題にかかわっているのにね。

 

 岸政彦の奥さんで「結婚差別の社会学」を書いた齋藤直子先生も立ち位置「ポジショナリティ」には意識がないです。それは「繊細で柔らかな共感」があることと、両立するのでしょう。

 どんくまイラストが印刷されたチロルチョコを岸政彦がヘイトスピーチと対峙する人達の現場で配った。私はそれを他人のインスタグラムで見て激怒した。その時言葉にすることができなかった。「ポジショナリティ」。彼ら2人の、在日コリアン日系ブラジル人らの前でのふるまい、それは私には乱暴に思えました。

 

 岸・白波瀬中央公論対談で『社会学にエモい表現は必要か』等芳ばしい発言の数々、モヤモヤをすぐに何が間違っているか言葉にはできなかった。  The vulture and the little girl - Wikipedia

社会学のエモさ:ファインダーをのぞいた人が、いい絵の構図だと評価すること。

 

 私にはこの対談での岸の役割は、西成区部落解放同盟の幹部の中で、利権の配分の取り決めが済んだことを表すのではと理解している。私が間違っていることのぞむ。

 この中央公論の対談は橘木・大竹論争橘木・大竹論争 - Wikipediaの再演、だと思った。Facebookで原口剛が反論している。おぞましいなとおもったのは、そうやって論争が起きたことを喜ばしいと思っている人がいる事。

 都市社会学は、いらない。シカゴ社会学はシカゴを救えなかった。