上野千鶴子の話し方で心に残ったこと

 クロワッサンPremium創刊号での小倉千加子との対談で、最近の(もちろん東大)大学生でコミュニケーションに問題があるタイプが大学院に行く(大意)って言っていた。上野は「みすず」2009年1.2月号の書評に「発達障害当事者研究」を挙げている。医学書院から上野千鶴子は本を出している。その関わりでこの本を「みすず1,2月号「読者アンケート特集」」に出したのだろうか。そう邪推させる内容でした。弟の上野良樹が発達障害の本を出したとtwitterで宣伝していたが、それはみすず2017年1,2合併号には挙げてはいなかった。それは偉いと思った。

一人サフラジェット、上野千鶴子の炎上芸

 上野の炎上芸は筋金入りである。言葉がどこまで届いたか計るため確信犯的に行っている。無視されるくらいなら批判される方がええ。彼女は「自衛隊自閉隊」発言で自閉症児の親から糾弾を受けて謝罪した過去がある。それくらいのことをする上野を普通に批判しても、彼女には被弾っていない。

 マルクスの打ち立てた哲学は、経済・歴史・倫理の三つが三角形の盾であり、そのうちの一つ、例えば経済面を批判しても、倫理的問題と歴史が残る。1つだけの批判では不十分のため、批判者がずれている感じを出す。その考えを最近教えてもらいました。上野千鶴子、鉄壁の防御であることよ。

 テレビで美輪昭宏が「○○は××だから。」と名言を吐いていた。別のチャンネルでマツコ・デラックスが「アンタ、●●だから、××しちゃうのよねぇ。んまぁ。でもわかるわぁ。」と言っていた。美輪が上野でマツコが千加子。テレビのオキャマポジ(美輪もマツコも女装男性同性愛者であっていわゆる「オカマ」ではない)。オカマが嫌いな人は彼らが映っただけでチャンネルを変える。

  最近、上野は小倉に寄せている気がしている。小倉が「結婚の条件」を出した後「結婚帝国 女の岐かれ道」を上野は出す。本の中で結婚できない人達は「自縄自縛だ」との名言を吐いていた。マツコ、いや小倉はこれをしない。「幸福論」の出た後、「女ぎらいニッポンのミソジニ―」の中で「姥革をかぶる」の概念を使ったが、先行の小倉・中村うさぎの方が鋭かった。

  テレビで人気がなくなり売れなくなったら2丁目で店子して細々暮らすと言っているマツコが「日本がこうなっていくのもしかたないわねぇ。」と言う事を、薔薇の花と三島由紀夫の写真を傍らのサイドテーブルにおいて映っている中で、美輪が「平等に貧しく」と発言すると違和感を覚える。それだけの事。この話は終わり。

安倍晋三小学校(現瑞穂の国記念小學院)ありうるなと思った

 去年の10月、大阪の生涯学習センター梅田に行って大阪はすごいなって思って、12月16日難波生涯学習センターを見学した。そこでは「生命の實相」読書会のチラシが見やすい所に置いてあった。2016年日本会議批判ブームでもこんなん平気で置いてある大阪…。その時のことがあって、今回の事件、私はさもありなんとおもった。でも、初動で動くな偽mail永田町事件忘れたのかってはてな民が言ってて、その通りだと思った。でも、載せる。

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カトリック信徒で保守の宮台の信教の自由

 クリスチャントゥデイは、宮台に「日本国憲法20条」信教の自由と、政教分離の原則につて、コメント貰ってきてほしい。安倍政権下の日本会議神道政治連盟について。靖国天皇制について。自ら保守を名乗っているカトリックであること。戦前の日本のキリスト教徒について。ノーマフィールド「天皇の逝く国で」にあったキリスト教徒の妻の自衛隊の夫の靖国合祀を違憲として訴えた裁判についてコメントを。売れると思います。

カトリック信徒宮台のメンヘラ発言

 宮台真司カトリック信徒になっていた。彼はポスト曽野綾子・故三浦朱門のポジションにつくのだろうと私は暗い予想をしている。彼が保守を名乗っているからというよりも、その立場の方がこの世相ではウケるという事を彼がじゅうぶん計算しているだろうからだ。

彼は自分が自分のファンからどう見えるかを、特にtwitterでの取り巻きから称賛されることに注意を払っている。ファン達は彼の話す内容よりも、彼と自らを自己同一視して、彼の他人を小ばかにする発言を好んでいる気がします。

 宮台は保守を、愛国をあえて訴えるとしたそうだ。宮台は「あえて」というレトリックを好む。昔彼はその独特な言論で女子高生の援助交際を肯定する様にとれる発言を行った。ことばで他者に対して不誠実な行いをした。印象に残った2つを書く。

 宮台真司の雑誌寄稿文の寄せ集めが載っている宮台真司interviewsをみると、サラリーマン向け経済誌に女子高生とお付き合いするにはどうしたらいいかを寄稿している。後書きで、これはサラリーマンをバカにして心にもないことを書いたと述べている。別の本での「生きづらい女子高生です。宮台真司の本をよんで援交しましたが、治りません。どうしたらいいですか」への回答、突き放した冷たいものでした。

 そして、彼がカトリックに入信した今も、その他者に対する冷たさ不誠実さは変わっていない。それについてカトリックの信徒は何か思う事はないのか?特に世田谷のカトリック教会に通う人。神父は?宮台を載せたクリスチャントゥデイ紙は何を考えて?…いや「クリスチャン作家曽野綾子」を載せている。炎上商法?不愉快だ。

  私は宮台を宮台の子どもらをころころしたいほど憎んでいた。映画グラディエイタ―でローマ皇帝コモドゥスの側に甥がいるので暗殺を諦めるシーンがある。鶴見俊輔はその暗殺しなかった事について語っていた。相手を間違うなということを暗に語っているのだと思った。

 私が敬愛しているtwitter氏が、宮台が福島瑞穂土井たか子に一本取られた話をだいぶ前にした。それがその時宮台の目に留まったのだろう。彼は言いかえす機会をうかがっており、その氏が宮台のメンヘラ発言を批判した際に引用リプライをし「頓馬」呼ばわりした。それに信者が食らいついた。それがこの文を書くことになったきっかけ。狂人と私は思われるでしょう。が私は克服したのです。宮台は?

  岸政彦先生へ:斎藤直子先生が結婚差別についてオープンな場で語る事、非常に危ういなと思います。大金持ちの娘さんと、嘱託で公務員している娘さんとでは結婚戦略が違う。後者の方が黙っててほしいと願うでしょう。