岸政彦先生におすすめしたい本
p3「人は獣に及ばず」ー司馬江漢のことばをマクラにしたエッセイ。彼らオランダ人は人ではない。獣の類なりといった客人に対して返した言葉。人間とはなんぞや言葉とは何か。中国哲学の素養のある蘭学者の返し。この逸話だけで良いので図書館で。
『中国の医術を通して見えてきたもの──天文学から『夜鳴く鳥』へ』鶴見俊輔(編集グループSURE)
p68
「君は魚の心と言うけれども、魚の心なんてわかりっこない」と恵施(けいし)が言うと、荘子が「今君は、魚の心はわかりっこないと言ったね。そのかぎりで君は、魚の心がわかっているんだよ」と言う。
似ている話でここ。これ以外にも内ゲバに出会ったらどうするといいかのはなしがおすすめです。
私は殴った人は殴り返してほしかったのだと思う。後、大学の研究室に来た書き屋、私だったら窓から逆さにつるすか殴るね。侵入することは攻撃してきたことだから攻撃仕返しても相手は覚悟の上だと思う。(そう思ってしまうほど、私は岸政彦に近づいた)
後、鳩の攻撃性が載っているのは既にご存知かもしれませんが、コンラート・ローレンツソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)と攻撃―悪の自然誌。
岸先生は「個人的な体験」―ロマン主義者がある決定的な出来事(エピファニー)を通して人生を新しいものとして生きる大江健三郎の小説―をマジでやっていると私は思うのでぜひ私小説として書いていただき隊。とおもっております。あいまいな日本の私 (岩波新書)