藤枝晃の敦煌学と芥川賞・直木賞の予想屋さん
京都大の藤枝晃という人は、0から学問を作り上げて歩んだ。彼は、古代の文章のねうちを依頼されて鑑定しに行く。「これは偽書です」という判断をくだす。大変重圧のかかるしごとだ。
その方法は、最初に紙の質を見る。次に書体を調べる。そして総合的に判断して本物か偽物かを告げる。下記の本のP85で知った。
シリーズ《鶴見俊輔と考える》 第1巻 中国の医術を通して見えてきたもの──天文学から『夜鳴く鳥』へ|編集グループ〈SURE〉
芥川賞・直木賞を予想する活字屋さん製本屋さんがtwitterにおられる。彼らは紙の質とタイポグラフィから受賞作を予測していた。その方たちの予想は、これがプロの判断力…。どうぞネットで御検索なさいまし。私には恐ろしいぐらいのものでした。
私は彼らが藤枝晃と同じようなやり方で実力を発揮している事に知識の豊かさ、人生のおもしろさを感じました。彼らの事だから敦煌学の藤枝晃の事をすでに知っておられる事でしょう。私は全く藤枝晃を知らない。だからここまで。
ある方はさる候補作の受賞予測の一つに「嵩高紙」を挙げていた。
「セカチュー」も嵩高紙で作られている。活字の量が少なくても分厚い本を読んでいる気分になる、と日経新聞にヒットの法則として説明されていた。
受賞候補予測屋さんで、製本されていないから、予測しないとおっしゃっておられた方がいたので。岸政彦著「ビニール傘」は製本されていないので、受賞候補から外れるなという気持ちになりました。
ビニール傘 岸政彦著
出版は2017年1月末なのでネットの話題を見て、何部初版を刷るか新潮社は決めるのかしらん。