岸政彦講師の大阪市生涯学習まちづくり市民大学「いちょうカレッジ」での発言

官製生涯学習サークルと地域文化サークル

 私は自分を明らかにする。私は彼の生涯学習講座の受講生です。

 彼は谷富雄の弟子だと言った。谷富雄は社会学会の会長だと言った。

誰もが組織嫌いだが=岸政彦(社会学者)毎日新聞2016年5月23日 東京夕刊mainichi.jp/articles/20160523/dde/018/070/025000c

 自分のボスが社会学の会長と自慢する事、派閥について批判的に書いた事は両立する。

 聞き書きで、地域の忘れ去られていく物事を書きとめようという話から同和問題に安易に触れて心配になりました。

 講座は官製はあちゅうイケハヤ講座の様に感じました。偏見と言われたら謝ります。受講者はみな才能がある方々だと思います。この受講者の中から、明日の雨宮まみがでるでしょう。ぜひ関西を盛り上げるような文化を発信して欲しいと思います。但し岸政彦氏はブログで「(京阪神エルマガジン社の地域誌)ミーツは嫌い」と書く人です。

 官製講座で同和問題にふれることについて。

 有志の女性問題学習会が官製フェミニズム講座になって当初の勢いを失っていった事。男女共同参画法がその流れを作ったこと。パワーを削いだ。それを思い起こさせました。それ以外もあるけど一つだけ

社会運動の戸惑い: フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動 (参考文献) 

 

 岸政彦先生の態度や文章は私には合いませんでした。官製生涯学習の先生と生徒という空間と、私の知っている文化サークルの違い。

 自由に意見が言えたらよかったです。Seinとsolenとか啓蒙の弁証法とか。ハーシュマンの離脱・発言・忠誠とか。アイザイアバーリンとかを。

『「断片的なるものの社会学」の朝日出版社には、サンタフェ宮沢りえ写真集を作った辣腕編集者がいる』。と彼となかよくしている事の発言は、私に、長谷川豊が「このブログの謝罪文を書いたのは私ではなくてTVスタッフ」と発言したことを思い起こさせました。

 龍谷大学を今学期で辞める事。女子学生が在特会に入りたいと相談に来て、高史明もいた場で我を忘れて怒鳴った話。言葉が見つからない、無意識過剰?違う。過剰なサービスとしての正直さ?ぶちぎれたことを正直に話したのは評価されることです。2つ目の話は、私は書いてはいけない事を書いているという自覚はある。

 岸政彦のブログで、サイバラの作品は男はADHDで女は共依存とのブログ批評は良かった。サイバラについて否定する知識人への揶揄は感心しないです。ジャズ・マンガ・現代都市風俗評論家でPOPEYEで書くのが良いと思います。

 しかしながら出版社業界が売り出して、受賞作家になって、保坂和志の後継になるのであろうと思います。この行を地方書店員、図書館司書、営業マンが見ることを望みます。