大衆運動と社会学ー岸政彦と石母田正の類似点ー
大衆運動と社会学を行い、大衆をバカにしつつ情熱を注ぐ知識人の類型をまとめる。
石母田正と岸政彦を比べる事への批判があるかもしれません。学者としての格が違う。いいえ。2人の類似性を見て、彼らの矛盾を知る事。「敗北の歴史」から学ぶためです。自分がそうならないよう。
から石母田正の他人への態度とおこなった事のまとめ
- サークル活動をし、農民らと関わる
- 大衆に関わるが民衆を下に見ていた。
- 理論先行で実証的な研究がおろそかになった
- 社会運動にコミットメントしすぎて、生活設計を変えることになる学生学者を出す
- 在日朝鮮人との出会いが学者業に生きる
- 在日との交流を通じて日本のナショナリズムを論ずる
- 民話や伝承、老人・女からの聞き取り調査
- 石母田の運動にたいして現実の「民衆」の反応はずっと複雑だった
- 「民衆イメージ」が現実の民衆に合致しなくなっていく
- 「知識人にとって大衆は浪曲と股旅物しか解さない俗悪を意味しました」しかし石母田が過去その文化を持ち上げていた
- 失敗した社会運動の責任を取らない学者達の姿は学生たちを失望させた。石母田は網野に謝った、他の学者はなんとなく、かわっていった。
石母田と岸の「時代」の違い p342343。
「聞取り調査」への態度の違いp344。
もし石母田正がネットをしてても大衆をバカにする事をブログに書かないだろう。
もし鶴見俊輔がtwitterをしても反共とはっきりいわなかっただろう。