「笑顔のヘイトスピーチ」という概念「誰が「橋下徹」を作ったかー大阪都構想とメディアの迷走」読了

誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走

「誰が橋下徹を作ったか」むちゃくちゃ面白かった。鮮度の落ちないうちに、ぜひ読んでほしい!海外翻訳して、北米、欧州、東アジア・東南アジア文化圏の人々…世界中の人に読んでもらってほしい!

 大阪は、ドナルド・トランプ現象とBrexitを経験したんだよ!

なぜみんな大阪の心配をするの?大阪って外国でしょ。グローバル人材なの??(ある人のツイート)

 

大阪ってグローバル都市や。ドナルド・トランプ現象を憂うマックルモアさん(Macklemore & Ryan Lewis2016年9月14/15/18日来日公演)にこの本を訳して渡したい。

 ライブ中に「日本も一緒」って客席から英語で叫んだ人いる?

 

この本の「第2章 検証しないメディア」P66の17~18行目に

その場その場で支持者や街頭の聴衆を沸かせ、誰かへの敵意を煽るためだけの言動を平松は「笑顔のヘイトスピーチ」と評する。

とあった。 

「他人の人生も己もwebでコンテンツにしてはいけない」がしゃべらせてほしい。

 

  東京何某というスタバのみの広告出稿で作られたwebサイトで炎上事件を起こした人のtwitter

煽り方が大阪の橋下徹と似てると思った。

批判されたら話の「一部を切り取られた」「歪曲だ」。論点ずらして質問で返す。詭弁。フォロワーのファンが加勢する。

橋下大阪府知事(当時)は住民投票で否決が決まった後、作り笑顔でカメラにむかって引退の花道アピールして責任には一切言及しなかった。

twitterで前向きな発言をしその話はおしまい。

TVメディアWEBメディアは視聴率・閲覧数稼げて、美味しい。

どうやって橋下徹・トランプ現象を無批判に垂れ流すマスメディアと戦えばいいのか?東京都知事石原慎太郎が選ばれたのも一緒の現象なのでしょう?

 神戸新聞出身の松本創記者はすばらしいものを作ってくれた。東京より先に。関西人として嬉しい。

 

 何某のマシンガントークは、一方的にヲタ知識を喋ってひんしゅくを買うオタクに似ていると思った。ヤンキーとオタクの親和性とかの議論は興味がない。「人ってそういう生き物だから」でいいと思う。

 アニオタ保守本流blogは、萌アニメを批判していたが、人権問題に発展する発言は、してはいない。

 

あらら(A_laragi)氏の「女の子だから皆から批判を浴びた、男がこの発言をしていてもネット上では冷笑的に無視するだけ」という批判と、さる人の「黒魔術の儀式」の例えが、目から鱗だった。