敵は恐ろしいがたよんない味方はもっとおそろしい

 敵に回すと~(略)というネットの巨大掲示板の住民のふるまいをあらわす言い回しがある。 

 しかし、実生活でもそうではないか。

  森友学園の籠池園長にたいする日本会議の会員の非難、右派の文化人らのてのひらのかえし方を見ても。

 

 私は岸政彦先生を、冷たい人だと判断したのは「マンゴーと手榴弾」のテキストからです。読後感としてもやもやした。2016年10月29日に彼の書いたものをいくつかもらった。彼と会ったのはその日が最後でした。

 その日からネットでモヤモヤ感のもとを調べた。岸政彦先生は「はてなブックマーク」利用者から前々から見つめられている人だと分かった。はてブ民に倦んで見なくなって久しかった。今回hatena ID保持者のみなさんを見直しました。助かりました。ありがとう。私はもっと早くに彼の評判を調べておくべきであった。

 

 保坂正志と岸政彦は似ているという論考は、「このページを読む者に永遠の呪いあれ」氏のサイトの保坂正志に対する批評を土台としている。私は保坂正志の小説を読んだことがない。

 岸政彦先生の児童文学雑誌「こどもの本」6月号での「ドリトル先生」の批評、感想は違うなと思いました。「ドリトル先生と緑のピピネラ」はフェミニズムを扱っているし、一国の王様による独裁は国歌の滅亡につながる事、文字が読めない大人がいる事など社会に対する批判意識がある本であり差別的ではない。私なら上野瞭を挙げる。

 差別の寓話「目こぼし歌こぼし」 

目こぼし歌こぼし (子どもの文学―青い海シリーズ)

ナチスドイツ下での市井のユダヤ人差別「あのころはフリードリッヒがいた」

あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))