従軍慰安婦に対して、リベラル(ぶっている)知識人が行っている事は

おぞましいから。

上野千鶴子

彼女が、鶴見俊輔に問い詰めるシーンがある。

戦争が遺したもの

では彼女が積極的に政治的解決をしたのかしらん。

 民間合意のフォーマットは、英国兵で日本軍の捕虜であった人達と日本人の民間人が倫理的な謝罪、補償だとおもう。英国政府は民間人どうしの交流を推し進める。政府が出ると旧植民地から責められるからではないかと高尾慶子氏がたしか推測していた。

 

実際的知識人の言葉でにごす。計見一雄の

戦争する脳―破局への病理 (平凡社新書)

に、慰安婦問題はある種の弁護士の飯のタネになったのだ、と分析していた。読んだときはショックだった。

 戦争とはお互いやりあって、停戦合意を結ぶ、その終わらす算段がヨーロッパの政治家は慣れている。(日本人に期待しない…。)

 戦争のやり方、終わり方のノウハウが淡々と実務家の立場から書かれている。私は、戦争は道徳的絶対悪であるぐらいの浅い考えでしかなかった。

神、この人間的なもの―宗教をめぐる精神科医の対話 (岩波新書)

こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく)

集団的狂気から人はどうしたら逃げることができるのだろうか。ある種の集団がひとつに団結するために、ユダヤ人が必要とされている面があるのだとしたらそれはどうしたら…。

 昔は「私は天皇なんです。宮城にいるのは偽物」といった「患者」が入院していたが見かけなくなった。狂気は時代とともに変わる。今の狂気は…。

 躁は強躁で抑えると中井久夫の本にある。人間の関係をよく表しているなとおもって気に入っている。