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岸政彦先生の発した問いの答えと彼の生活態度

なぜ人はスピリチュアルや極論主義者を好んでうけいれるか

岸政彦先生は、江原博之ファンをブログでバカにしていた。「人は希望の行商人についていく」とエリックホッファーは言いました。彼の本により、大阪橋下維新・小池百合子都知事、在特会や「ネトウヨ」、米露のトップ、白人至上主義・排外主義者が、なぜ人びとに支持されたのかが分析できます。彼はフロムの「自由からの逃走」よりわかりやすい。

 

なぜ人は「ネトウヨ」になる?

「没落中産階級出身の新貧困者が、ナチスファシスト革命の主要な支持者となった」

1931年に使節団は「すばらしい。日本にも似たようなものがあればよかったと思う。ただ、われわれのところにはユダヤ人がいないから不可能である」とベルリンで言いました。ユダヤ人がいなかったら、ヒトラーは別の悪魔を発明していた。外国人が標的。

 「ヒトラーは反セム族主義を、ドイツ人統一のためだけでなく、ユダヤ人を憎んでいるポーランドルーマニア、ハンガリア、そして最後には、実にフランスの確固たる決意を弱めるために使用した。ヒトラーは反共産主義を同時に利用した」ヴィシ―政権。

ヴェルサイユ条約によって、苦しめられたドイツ人は、ユダヤ人を絶滅して復讐をとげた。」井上理津子は女性たちが外国人と被差別部落民への暴言を吐くのを見た。

大衆運動

 2000年代に週刊誌で中国野菜や商品・環境汚染をたたく記事が多く出た。

 「日本の成功は、日本人のなかに、より弱小な人民や国々にたいする、西洋人の人種差別主義とおなじくらい傲慢で侮辱的な態度を染み込ませていった。朝鮮人と中国人は1890年代1900年代のはじめにこのことに気づきはじめ、東南アジアの人びとは1941年12月7日以降すばやくその事を悟った。第8章 ふたつの文化における人種、言語、戦争より抜粋

昭和――戦争と平和の日本

 「ネトウヨ」を研究する学生・社会学者は、事実に気が付かないか、自分を売り出すために言及している。歴史学者、心理学者、経済学者が既に知っている事を再発見している。

都市社会学者とオールドリベラリストの類似点

 オールドリベラリストは、都市で優雅な生活を楽しむ人たちで、左右の思想からはたしかに自由でした。思想は転向できる。生活水準は容易にはかえられない。大衆の運動を組織するなんてできない。「ネトウヨ」と共産党・左翼社会運動、労組を否定する。宮台真司も同じことをしている。

ameblo.jp

 丸山真男には弟がいた。竹内好は?彼は文芸から社会評論をし政治や戦争責任に正面からふれなかった。竹内好の内向的な思想態度は、ここから来ている気がした。

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

 

 岸政彦先生の古舘伊知郎「トーキングフルーツ」TV出演で思い出した事のひとつ。

 彼のエッセイ「断片的社会学」で、ある大学生が神経症をわずらって「大学中退して米国に行きたい」と訴える。彼はなんと答えたか。無責任さというか、教育者としての指導ができない人、センスのない人だと私は思った。文章は正視にたえなかった。自殺したいと告げた学生や「エンコーしてなにが悪いのか」と言った女子高生へ河合隼夫は何を話したか。

同じ題材を扱っても永沢光雄と中村淳彦は違う。後者は他人事。後味の悪い話。

 上野千鶴子が「フェミニズムは私を救ってくれなかった。だから私はオウム真理教に行った」と聞かされる話が下記の本にある。

ザ・フェミニズム (ちくま文庫)

  日本会議によってアゴ足付き知識人にされる人より、「なんリベ」の方がなんぼかマシと思って上野千鶴子は本の帯を書いていると私は思っている。